中国の景気の悪さ、H鋼の輸出攻勢によるアジアのH鋼価格の下落は続いています。
海外マーケットは、中国の過剰生産の影響で低迷したままとなっています。
国内マーケットは、建材分野で、在庫調整が完了し荷動きも堅調、今後、遅れて
いた物件が進捗し、さらにオリンピック需要も具体化してくれば、今後に期待がも
てます。
一方、鋼板分野は、在庫は減少傾向ですが、海外状況や輸入材に引きずられ、
市況は弱基調が続いています。
来年に向け全体の需給バランスは着実に改善されていくと予想されますが、以上
を踏まえ、今月も全品種据置きといたします。
引き続き需要に見合った生産を継続し、需給調整に努めます。
東京製鉄のH鋼価格
これは鉄鉱石の実需も減少をもたらすため、資源国などの鉄鉱石の下落により、資源国は購買力を落とす。先進国からの製品を購入できない。これらが下記のことにつながっていると思います。
日米大手のリストラ
キャタピラー
日立建機
コマツ
先進国の鉄鉱石やインフラよりの産業の投資削減につながり、国内の景気悪化に拍車をかける。
また、関連している会社の従業員の購買力が落ちる。
また、中国からH鋼のダンピングに近い輸出攻勢がされていることから、国内でのH鋼の需要がかなり落ち込んでいると推測される。中国はバブル崩壊したので、マンションなどの建築や自動車の販売などが落ち込んでいるのではないかと考えています。
この辺りからも今後1年間は負のスパイラルに襲われると考えている。
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