2017/06/14

クラウドによる中抜け

クラウドの進展がすさまじい。ある意味中抜きが進んでいる。野菜が消費者まで届く過程の業者がどんどんなくなっていく感じに近いかなと思う。
この場合の中抜きとはアプリケーション開発やシステム構築を差します。
たとえば、クラウドベンダとハード販売連携が進んでいる。
日立はAWS、富士通はAZUREと連携しはじめた。ハードウェアもそのままクラウドベンダに打っているだろうし
多分データセンターも富士通や日立に集中しているだろう。
今まで間にいたSierやアプリ開発は苦境に立ちつつある。後生き残れる企業はNTTやKDDIなどの通信企業ぐらいと考えています。実際このごろのNTTの猛攻はすごいと思う。ダンピングではないかと思うぐらい、競合した時、負けている。
SAPは自社アプリをクラウドに乗せつつあるし、新興企業のFREEEなどが今までのパッケージ会計の部分を侵食している。
FREEEの恐ろしさは会計周りの人事給与などにも手を出し、パッケージや開発不要になりつつあることだ。

今までの日本の低いレベルの開発はなくなるだろう。

差別化が必要な部分にのみ開発を集中させることになるだろう。

IOTやWeb開発の部分ぐらいしか残らないのではないかと考えている。
後必要なのはクラウドの運用担当者だろう?

クラウドのセキュリティが怖いという人がいるが、それは銀行が出来たばかりのころにたんす預金していた人たちとなんら変わらない。

家のたんすと銀行どちらが安全かと聞かれたら、銀行を選ぶ人が圧倒的に多いだろう。クラウドも既に精鋭ぞろいのエンジニアがついているので、自社運用よりははるかに安全になっている。

クラウドを理解できないから、避けているだけに私には見える。

今のままの日本のエンジニアが不必要になる時代が近付いているように思えるのだ。

いまだったら、パフォーマンスチューニングの部分でまだ力を発揮出来ると思う。
ただ、SSDが安くなったり、ネットワーク回線が今よりもっと太くなる、10G,100Gぐらいになったら、通用しない。
今のうちにスキルチェンジを考えたほうがよさそうだ。

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成人のアスペルガーブログ読者