2026/09/19

私のリカバリーストーリー

私は、自助会に通う前と通ったあとでは自分の中に大きな変化がありました。

自助会参加前の私は、生きているだけで周りに迷惑をかけているように感じていました。何かを望んだり、感情を表したりすることも許されないと思っていたのです。

子どもの頃、父親から「お前は何言ってるかわかんねえ、喋んな」と言われたことがあります。その言葉に本当は悔しさを感じていたはずなのに、長い間、その感情さえ認められませんでした。

悲しい、悔しい、愛されたい。そんな気持ちを持ってはいけないと思い、人を信じることもできませんでした。誰かに話しても、嫌われるのではないか、迷惑なのではないかと、いつも不安でした。

つらい感情から逃れるために、食べ物や買い物、漫画に向かいました。その間は何も考えずに済みましたが、苦しさが消えることはありませんでした。

一時期、私は本当にやぶれかぶれでした。

「俺みたいな不幸なやつは他にいない。だったら、他の人も不幸にさせればいい。むしろ巻き込んでしまえ」

そんなところまで追い込まれていたのです。

夜の街を意味もなく一人で歩き、誰かに会っていたら殴っていたかもしれない。今振り返ると、警察のお世話になっていてもおかしくない状態でした。

それほど苦しく、私には希望がありませんでした。

初めて回復の場に行ったときも、「希望」という言葉は遠く、何を言っているのか理解できませんでした。主体性も、自分の権利を守る力もなく、「自分なんかが申し訳ない」と感じていました。

その後、5つの大切なことや回復の本、人との出会いを通して、少しずつ自分の内側を見つめられるようになりました。ロールプレイやフィールドワークでさまざまな場面を体験し、人によって感じ方が違うことも知りました。

「ああ、これは俺も悲しんでよかったんだ」

「ほかの人も、こういうときは苦しいんだ」

そう気づけたのは、自分一人では見えなかったものを、人との関わりの中で見つけられたからです。

それでも、今も人を信じることや、自分のことを話すことは簡単ではありません。父親の「お前は話すな」という言葉が、今も自分の中に残っているのかもしれません。

コミュニケーションの難しさにも気づき、診断後はずいぶん気をつけてきました。それでも、まだ難しいことはあります。食べ物や買い物に逃げることも、感情を抑えることも、長年の習慣として残っています。

以前の私は、何もかも我慢し、社会の端っこでいいから生きていこうとしていました。

でも、今は少しずつ変わっています。

私はまだ、希望を完全に理解しているわけではありません。回復の本を読んでも、すぐに意味がわかるわけではありません。それでも、「いつか希望を持てる日が来るかもしれない」と思えるようになりました。それは、私にとって大きな変化です。

今、私には親友と呼びたい人がいます。その人とのつながりが、大切な支えになっています。人とつながり、誰かと一緒に何かをつくるとき、私は少しずつ「ここにいてもいいのかもしれない」と思えます。

以前は、何を希望として分かち合えばいいのかわかりませんでした。今は、「いつか希望を持てるかもしれない」と思えること自体が、私にとっての希望です。

私はまだ、人を信じることも、感情を表すことも、うまくできません。それでも、すべてを諦めていた頃には戻りたくありません。

悔しさや悲しさを感じてもいい。誰かに助けを求めてもいい。人とつながってもいい。

そう学びながら、これからも自分の感情を否定せず、自分の人生に向き合っていきたいです。そしていつか、自分の中に生まれた希望を、誰かと分かち合えるようになりたいと思っています。

2025/08/07

けんの物語

インタラクティブ・ストーリー:「読めない世界」の地図を描いた男

「読めない世界」の地図を描いた男

かつて、世界のルールが分からずに立ち尽くしていた一人の少年がいた。これは、彼が自らの「読めない世界」を理解し、やがて多くの人々のために新しい「元気の地図」と「心の道具箱」を作り上げるまでの物語。彼の旅路と、そこから生まれた知恵を、対話的に探求していきましょう。

第一部:静かなるフリーズ

けんの苦しみの根源は「フリーズ状態」でした。脳が処理できる情報量を超えると、思考が停止し、体が硬直してしまうのです。これは、社会の暗黙のルールや文脈が理解できない彼にとって、日常的な出来事でした。下のボタンをクリックして、どのような状況が「フリーズ」を引き起こすのか見てみましょう。

トリガーを選択してください

第二部:元気の地図を描く

発達障害の診断は、彼にとって「解放」でした。自分の特性を理解したけんは、自らの力で回復するための羅針盤となる「5つの基本原則」を体系化します。これは、彼が多くの人と共有する「元気の地図」の核となりました。各原則をクリックして、その意味を探ってみましょう。

5つの原則
希望
個人の責任
学び
権利擁護
サポート

原則を選択

中央の図から原則を選択すると、ここに詳しい説明が表示されます。

第三部:デジタルの道具箱

けんの独創性は「五感を刺激する道具箱」というアイデアで最も輝きました。これは「フリーズ状態」への直接的な対抗策です。思考が停止した時、五感への刺激は心を直接「解凍」する鍵となります。下のボタンで感覚をフィルターし、101のアイデアの一部を見てみましょう。

第四部:105社をめぐる旅

彼の言葉に重みを与えたのは、障害者枠での就職を目指し、実に105社もの企業の門を叩いた壮絶な経験でした。この旅は、彼の揺るぎない忍耐力の証であり、多くの知見をもたらしました。このグラフは、その道のりの厳しさと、たった一つの成功の価値を視覚的に示しています。

静かなる地図製作者

けんの仕事は今も続いています。かつて地図を読めなかった少年は、今、道に迷う人々のために新しい地図を描き続けています。

2024/09/04

フォーカシングで自分と向き合う

 https://chatgpt.com/share/24c7a4d5-8043-4121-8898-d492e9f0a2e4


chatgptにフォーカシングを教えて、スマートフォンで音声でガイドしてもらっています。

スピードが早すぎるのが難ですね。

録音して、0.7倍速でちょうどよい感じです。


成人のアスペルガーブログ読者