そろそろ普通の生活に戻れる人が出始める。
家全壊した人は家族を親戚に預け、他の地域に出稼ぎに出る人も出始めた。
残った人たちは集団生活に良くも悪くも慣れたが、疲れきってもいた。
被災者の不安を軽減するため、ボランティアの人が交代で夜警を始めた。
治安が悪かったことはなく、ただ、不安で眠れない人が相次いだため、夜警を始めた。
ボランティアの方々には大変申し訳ないと思い、私も参加して夜警のメンバーになった。
人間て不思議なもので、夜警が始まって安心して眠る人が増えた。
状況が何も変わっていなくても、守られていると感じられると、安心するものらしい。
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