2016/01/01

綾屋紗月さん、熊谷晋一郎さんの「つながりの作法」を読んで

綾屋紗月さん、熊谷晋一郎さんの「つながりの作法」を改めて読んでみた。以前読んだ時と違い、第3章の第1世代、第2世代、第3世代の部分が今回はしっくり落ちた。第1世代は初めて主催した今はなき会やトキオでしていること、してきたこと。第2世代もその流れであれこれしてきた。ただ第3世代はまだ体験したことがない。

第3世代はどんなだろう。私と同じように第3世代になろうとしている人たちと交流し、第5章、第6章を実際に体験したい。今強く思っている。

ただ、トキオが第1世代であることは変えるつもりはない。これはこれで必要な人がいると思うから、継続する。そして私は何もしないスタイルでその場に居続ける。情報だけ提供し、それをどうするかは本人次第。

第2世代に関してはたぶん見守るしかできない。もし私が第2世代に参加しても、それをすでに過ぎたと思っている今の私だと上から目線にしかならないと思うから。

また、第5章の「回復は更新しつづけること」という言葉にも惹かれている。

言いぱなし、聞きぱなしの観点も、相手の人の発言を否定するわけではなく、情報として提供して、本人に選択させることが重要だと思う。

例えば、トキオで私が何を話しても「障害者枠だから、それは役に立たない」と言われることがある。これはかなりストレスだ。発達障害というピアサポートの場なのに、障害者枠だから、健常者枠だからで線を引く。そしてそこで優位に立ち差をつける。そういう線が引かれるなら、ピアサポートではないだろうと感じてしまう。

参加者がするのは他者を語るのではなく、あくまでも自分を語る。

自分を語ることで、自己認識を進め、さらに見守る仲間の視線を取り入れることで、自己認識に補正が入る。当事者研究の観点で自己理解を進め、周りとの交流を進める。

私と同じように第3世代になろうとしている人たちとの交流をしていくことで、自分が、周りがどう変わるか、そして、その結果どのようなつながりが発生するかを体験したいと思っている。できれば、綾屋紗月さん、熊谷晋一郎さんの「つながりの作法」を読んだ人で、第3世代を体験していないが、私と同じように体験したい人と思っている人たちと交流がしたいのだ。どんな世界が見えるだろうと思うと、ワクワクする。



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