2012/12/04

成人発達障害者の現状

偉そうなことを書いている。
三鷹市の障害者関連のレターにそろそろ書かなければならないので、ドラフトを書いてみた。ご指摘あれば、ください。随時修正致します。
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成人の発達障害当事者の場合、ごく最近自分が発達障害であることに気がついたケースが多いのです。
診断されるまで、いろいろなことで精神的に傷ついたりしている方も多くいらっしゃいます。
前回も触れましたが、発達障害を個性として捉えてほしいという当事者もいますし、障害として捉えて支援して欲しいという当事者もいます。
発達障害の症状も百者百様で、支援ノウハウがなかなか積み上げられない状況です。
生活支援から就労支援まで、人によって必要な支援が異なるため、生活支援、就労支援については試行錯誤中です。
「Aさんはこうだったから」といってBさんにも同じことをしても全く支援になりません。
しかし、「AさんとBさんの生活の状況が似ている」という点に着目して支援を行うと、うまくいくケースが多いようです。
また、ひと目では当事者の困り感は分かりにくいため、一歩、二歩も相手の生活に踏みこんで困り感を把握しないと、支援方法が決められません。
発達障害当事者も自分の「困り感」に合う支援方法が分からなかったり、「困り感」をうまく表現できないので、支援方法を見つけるまでが一苦労です。
しかし共通して言えることは、発達障害当事者に精神的な余裕ができれば、適応できる部分が多いということです。
支援することで、発達障害者の精神的余裕ができることを心がけて頂けると幸いです。
例えば、掃除や調理などの生活支援をして頂けることで、精神的余裕ができる人もいます。
(逆に自分の生活領域に入ってこられると、精神的に圧迫感を感じる人もいます。)
仕事はできても身の回りの家事(炊事、洗濯など)ができないために生活が回らなくなり、精神的にも追いつめられてた結果、仕事が継続できなくなる人もいます。
今は発達障害当事者一人ひとりがファーストケースになり、自分たちなりの支援方法を模索している最中だと思います。
自分の支援方法を発表したり、人の支援方法を参考にして、自分の支援に役立てたりしています。

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