2012/12/29

就労はつらいよ~ 2年4ヶ月たちました~

今月はこんなことを言われたんだな。

・組織がわからない
外部(ハードウェアベンダー、ソフトウェアベンダーのサポート、営業、販売など)と付き合い方、内部でも経理部、営業、情報システム部などと自分がいる部とのやりとりをする上で、組織を意識して、自分がしていいこととしてはいけないことを考えて欲しい。
・リーダや上長さんの許可が必要なことなのに、勝手に作業をしている。
QCD(品質、コスト、納期)を提供しているサービスや上長、リーダに確認できないで作業しています。QCDを変更しているという意識がなく、作業したら、結果として、QCDに影響していたということをしています。1時間ぐらい考えれば、気がつくことばかりですが、精神的に急いで対応しないといけないと思って、余計に仕事を増やしている状態です。
メールなどのやり取り時にQCD関連はccに上長さん、リーダさんを入れるようにしました。
・全体像を把握して欲しい。
与えられた仕事の全体像を把握しながら、作業をして欲しい。全体像を把握せず、いきあたりばったりで仕事をすすめ、気付いた順番で作業を非効率的にしているようにしか見えない。
・文章がおかしい
主語がなかったり、言葉を間違える。言葉を間違える場合でも、言葉を間違えているのか、内容そのものを間違えているのかが分からず、相手を不安にさせる。
・メールでCCで自分の仕事を割り出すこと
上司がCCであなたを入れる意味を適切に読み取って欲しい
・自己肯定感をあげてほしい
スピードが遅いと言っても、特定の個人のことを指すのではなく、人がやれば誰でも遅くなる。今までの経験からあなたが遅いのは分かっているから、それでも他人の1.3倍程度でしかない。定例作業なら、プログラムを作った方が良いかもしれない。だから、あなた個人を否定しているのではなく、どの方策を選択するかを検討したいのだ。

・必要な仕事をして欲しい。
QCDの観点から、あなたしかできない仕事、エンドユーザに教えればできる仕事という意識をもって欲しい。エンドユーザに教えてできる仕事は売上が下がっても、相手に教えてエンドユーザに作業を実施して欲しい。
短期的に利益が出ても、将来ユーザ数が増えた時に余計な作業コストになりかねない。

・レビュー時の内容を元に次のアウトプットイメージを共有できるようにしてほしい。
修正ポイントを言葉で的確に語れ
・メール返信活用
メールのやり取りは履歴をつけて、他の人がいきなり参加しても分かるようにしてほしい。
・空いた時間にちょっとのタスクを実施
優先順位が低く、ちょっとしたタスクでできる仕事を効率的に実施して欲しい。
・報告書の内容で頭を使え
その報告書で、サービスのQCDを崩していないか?
一部修正した時に全体像がくずれるケースがあります。文章の整合性を取りなさい。
打ち合わせ内容を想定しろ。

2012/12/17

日本マイクロソフト株式会社の障害者雇用募集開始

ここから、社会復帰を図る当事者も多いです。就労を目指す方は是非ご応募ください。

2012/12/04

成人発達障害者の現状

偉そうなことを書いている。
三鷹市の障害者関連のレターにそろそろ書かなければならないので、ドラフトを書いてみた。ご指摘あれば、ください。随時修正致します。
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成人の発達障害当事者の場合、ごく最近自分が発達障害であることに気がついたケースが多いのです。
診断されるまで、いろいろなことで精神的に傷ついたりしている方も多くいらっしゃいます。
前回も触れましたが、発達障害を個性として捉えてほしいという当事者もいますし、障害として捉えて支援して欲しいという当事者もいます。
発達障害の症状も百者百様で、支援ノウハウがなかなか積み上げられない状況です。
生活支援から就労支援まで、人によって必要な支援が異なるため、生活支援、就労支援については試行錯誤中です。
「Aさんはこうだったから」といってBさんにも同じことをしても全く支援になりません。
しかし、「AさんとBさんの生活の状況が似ている」という点に着目して支援を行うと、うまくいくケースが多いようです。
また、ひと目では当事者の困り感は分かりにくいため、一歩、二歩も相手の生活に踏みこんで困り感を把握しないと、支援方法が決められません。
発達障害当事者も自分の「困り感」に合う支援方法が分からなかったり、「困り感」をうまく表現できないので、支援方法を見つけるまでが一苦労です。
しかし共通して言えることは、発達障害当事者に精神的な余裕ができれば、適応できる部分が多いということです。
支援することで、発達障害者の精神的余裕ができることを心がけて頂けると幸いです。
例えば、掃除や調理などの生活支援をして頂けることで、精神的余裕ができる人もいます。
(逆に自分の生活領域に入ってこられると、精神的に圧迫感を感じる人もいます。)
仕事はできても身の回りの家事(炊事、洗濯など)ができないために生活が回らなくなり、精神的にも追いつめられてた結果、仕事が継続できなくなる人もいます。
今は発達障害当事者一人ひとりがファーストケースになり、自分たちなりの支援方法を模索している最中だと思います。
自分の支援方法を発表したり、人の支援方法を参考にして、自分の支援に役立てたりしています。

成人のアスペルガーブログ読者